家族介護

家族介護~来るべき日と孝行~


家族介護者の負担を軽減するための研究

家族介護の負担

私たちが介護をするという場合、多くの人たちが同居をしている家族への介護、別居をしている家族への介護となっておりその数は要介護者がいる世帯の7割以上に上ります。
つまり、施設に入居をして介護を受けているという人よりも圧倒的に家族に介護をしてもらっている人が多いのです。

昔から介護は家族が行うことが当然という風潮があります。
しかし、今では医療技術が進歩したことや栄養状況が良くなったことから介護を必要としている人たちも長生きするようになり、介護に要する年数もとても長いです。
そうすると課程によっては仕事や日常生活と並行しての介護が難しくなってきたり、複数人の介護を必要とする多重介護が起きたり、介護をしている本人も高齢である老々介護が起きたりと介護における問題は複雑化しています。

どのケースにおいても家族の介護への負担はとても大きなものです。
そしてこの問題は年々深刻化をしています。

家族介護への支援の少なさ

家族介護の問題が深刻化しているということは言われていますが、実際の状況把握のための調査はまだまだ少ないです。
そのため現状把握がきちんとできていない状況にあります。
政府としても支援が必要、家族介護で悩んでいる人が多いという状況はなんとなくつかんでいるものの具体的にどういった支援が必要かということが見いだせていないのです。

そのような状況の中でも特に早急に解決が必要と考えられているものがワーク・ライフ・バランスの観点からどのような支援をしていくかということがあります。
家族の介護をしている場合、多くの人が仕事との両立に困っているのです。
介護サービスを利用してもフルタイムでのパートや正社員での仕事が難しい状況になる人も多く、そういった人は仕事を辞めることになってしまうケースもあります。

介護をするのは精神面や体力面での不安が取り上げられやすいですが、金銭面での不安も大きいです。
これは介護者にかかる費用だけでなく家族の生活費にもかかわってきます。
介護サービスの費用以外にもおむつなど消耗品の費用もかかるため介護費用が生活費を圧迫することもあるのです。

介護をするために生活費が必要、介護費用を今の生活費では捻出できないという状況になって仕事を探す場合や介護が理由で仕事を辞めなければならない状況になり再就職をしたいと考えている人も多くいます。
しかし、そういった人たちの場合には企業としても仕事と介護の両立が難しいのではないかと採用をためらう場面も多いです。
仕事をすることでリフレッシュの場となりますし、介護者と離れる時間ができることで介護のストレスを軽減することもできますし、生活での不安も軽減できますから、介護をしながら仕事をつづけることができるようになることも家族介護の問題の中では深刻化しています。

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